Notion、Craft、Apple純正メモ、GoogleKeep、Evernote・・・など、メモアプリ沼にハマる教員たちへ。
今回は「NotionとCraftはどう使い分けているのか」という、どこにニーズがあるのか不明な記事を書いていく。ちなみに、わかりやすくするためにApple純正メモも引き合いに出しながら書いていくことにする。
Notion、Craft、Apple純正メモの使用目的
Notion、Craftの使い方については、ガジェット系YouTuberがわかりやすく解説をしている。そんなわかりやすい解説があるのにも関わらず、なぜ人々は便利なメモアプリを使わないのか。それは、そもそもメモの「目的」を明確にしていないからだ。
教員はメモをする場面が多い。そんな場面を一つ一つ振り返りながら、メモの目的を私なりに整理してみた。大まかに3つに分類できた。以下の通りである。
Notion:自分のためのメモ
Craft:誰かに見せるためのメモ
Apple:すぐ捨てる一時的なメモ
では、一つ一つ見ていこう。
Notionは自分のためのメモ
私はNotionを「自分のための情報整理メモ」として使っている。
Notionの特徴は「データベース」だ。簡単に言えば、Excelのセル一つ一つにメモページを差し込めるような感じ。
例えば、年間指導計画に設定されている「走れメロス」をクリックすると、「走れメロス」のページがさらに出てくる、と言った感じ。Excelのように表で管理するだけでなく、さらに、各ページにメモができるんだ。
ちなみに、NotionはExcelのセルをコピペすることが可能。つまり、各学校で作成している年間指導計画のセルをコピペすれば、Notion上に授業メモの環境構築が完了する。
Notionはプライベートでも便利
データベースで整理することができる利点は、情報の並び替えや検索がしやすいということ。これがプライベートでも活躍する。
例えば、ふるさと納税では、昨年に何を買ったのか、いくら納税分購入したのか、などを記録しておくことで、翌年以降の参考になる。
Notionは使えば使うほど翌年以降の効率が上がる
1年間、Notionにコツコツと記録をしていくことで、翌年以降の効率が爆上がりしていく。これは、Notionを使い続けた人間にしか見えてこない境地だ。
教員という仕事は、毎年大きく変化するような業務は少ない。それなのにも関わらず、みんな忙しそう。理由は明確で、記録を残していないからだ。記録さえ残れば、翌年はさらに進化できる。歴史上、人類はそう進化してきたんだ。
ちなみに、教員として仕事術を磨き、効率化していくことは、1分でも早く退勤する上で重要な力である。以下の記事でも解説している。
Craftは誰かに見せるためのメモ
まず、Craftは前提として、macOS、iOS、iPadOSにしかアプリは存在しない(2024年8月10日現在)。
Craftの私の使い方は、「誰かに見せるため」の掲示板作りだ。
教師、生徒それぞれに「連絡掲示板」を簡単に作成し、Web共有できる。さらに、上の画像のようにPDFをアップロードする使い方は非常に便利。
Craftは学級担任に最適なメモアプリ
連絡事項を記載したり、タスクを一覧にしたりなど、様々な使い方できる。
ちなみに、私は学級通信に「提出物締め切り」のページをQRコードで貼り付けている。こちらを常に共有しておくことで、生徒、保護者ともにいつでも提出物の締め切り日を確認できる。余談だが、これが保護者からは大好評。保護者は、提出物締切ページをブックマークし、スマホで手軽に提出物の状況を確認しているようだ。子どもがプリントを保護者に渡し忘れても問題ないということだ。
Apple純正メモはすぐ捨てる一時的なメモ
私は付箋にメモをする感覚で、Apple純正メモを使っている。ちょっとした気づきや考えたことをメモする。
このメモは全然整理しない。自分の思考の足跡が雑に残っていけばいい、という感覚で使っている。
なんだかんだ、「雑に使えるメモアプリ」のNo. 1はApple純正メモだ。
通知表の所見作成にもつながる
例えば、生徒の変化や活躍をささっとメモをしておく。いわゆる「行動の記録」の判断基準にするためだ。
この蓄積が、通知表の所見作成時期に圧倒的な業務効率化につながる。以下の記事でも解説している。
まとめ:Notion、Craftを使い分けは目的が重要
世の中には便利なツールがたくさんある。一つ一つのツールを使いこなす上で重要なのは「目的の設定」だ。
最後に改めて、今回紹介したメモアプリの使用目的を再掲して終わろうと思う。
Notion:自分のためのメモ/情報の整理、翌年以降の効率爆上げ
Craft:誰かに見せるためのメモ/誰かの効率爆上げ
Apple:すぐ捨てる一時的なメモ/思考の足跡
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