通知表の所見の書き方について、悩んでいる先生いませんか?
・通知表の所見を書く時間がかなりかかる
・通知表の所見を効率よく書く方法が知りたい
そんな悩みを解決します!
通知表の所見を効率的に書くための3つのステップ
本記事は「通知表の所見をもっと効率的に終わらせたい!」という先生方向けに書いています。
この記事を読むことで、通知表の「所見の書き方」を明確にイメージできるようになると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
ちなみに通知表の所見作成を効率化するExcelファイルについてはこちらです!↓
所見の書き方 3つのステップを紹介
通知表の所見の書き方や手順がわからない!そんな先生方に以下のステップを紹介します!
- 行動の記録をつける
- 定型文を組み合わせる
- 文章を加筆修正する
具体的に見ていきましょう!
所見の書き方①:行動の記録をつける
通知表の所見業務は「行動の記録」の丸つけからスタートします。
通知表の所見を書く時、大切なことは「行動の記録」との整合性です。簡単に言えば、行動の記録で「思いやり」に丸をつけている子は、思いやりのある行動等についての所見を書くということです。
実際、学年点検や管理職点検で所見をチェックをする際も、「行動の記録」との矛盾がないかを確認します。そのため、まず最初にするべきは「行動の記録」の丸をつけていくことです。その行動の記録を見ながら所見を作成することが大切です。
ちなみに私は「行動の記録」のメモをする際に、iPadを活用していました。上の画像にあるように、iPadにPDFを読み込ませてメモをしています。興味のある方はこちら↓
所見の書き方②:定型文を組み合わせる
「行動の記録」に丸をつけ終わったよ!次のステップに移りたいです!
仕事早い!それでは「定型文」を組み合わせて、所見の骨組みを作りましょう!
次のような流れで所見の定型文を作成します。
- 生活面:「行動の記録」をもとに所見の生活面における定型文を選ぶ。
- 学習面:生徒の学習に対する姿勢を思い出しながら、所見の学習面における定型文を選ぶ。
生活面の所見
まずは生活面の所見から取り組んでいきます。
「行動の記録」における各項目の所見文をまとめた記事がこちらです。
以上の記事から定型文を選びます。
学習面の所見
次に、学習面の所見です。学習面については「行動の記録」のように項目が存在しないので、想定される生徒像を項目立てしました。
- 発表・発言
- 粘り強さ
- 交流・話し合い
- 課題解決・探究
- 家庭学習
- 集中力
- 質問
これらの学習面の所見の定型文をまとめた記事がこちらです。
以上のような流れで定型文を選択して、所見の骨組みを完成させます。ちなみに、こういった定型文の組み合わせを効率化できるExcelファイルがあります。
以下の記事からご覧ください。
所見の書き方③:文章を加筆修正する
よーし!通知表作成もゴールが見えてきた!あとは何をしたら良いのでしょうか!
最後に仕上げで加筆修正をしていくよ!ゴールは目前!頑張ろう!
基本的に以下のような構成で通知表の所見を作成します。
具体例を示します。想定する生徒は以下の通りです。
- 生活面:「行動の記録」は「自主・自律」に丸がつく生徒
- 学習面:「交流・話し合い」の場面で活躍する生徒
以上の生徒像で定型文を組み合わせ、所見を作成します。
生活面では、自分がやるべきことを整理して、丁寧に進めていました。計画したことをすぐに行動に移すことができるようノートを書くなど、自分なりに工夫をしていました。学習面では、級友の意見や考えを取り入れて、自分の学びに役立てていました。わからないことをそのままにせず、級友と協力して解決しようとする姿勢が素晴らしかったです。今後も学習に対する意識を高くもち、さらに成長していくことに期待しています。(196字)
加筆した部分が赤線の部分です。以上のように、簡単に所見が完成していきます。さらに、生徒の具体的な姿を加筆するなどアレンジをしてみてください!
まとめ:所見の書き方を完全攻略!
通知表の所見を書く流れを、自分の中で確立することで、一気に業務が効率化されます。
本記事を読むことで、全国の先生方の通知表業務の負担が少しでもなくなることを願っています!
先生方の心と体に余裕が生まれ、活力に満ち溢れることで、結果的には子どもたちとの関わりにおいてプラスになるはずです!皆で通知表業務を効率化させていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
通知表の所見作成を効率化するツールについてはこちらです!↓
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