夏休みの教員は何をしているの?完全主観で解説【個人差あり】

夏休みに教員は何しているの?教員は夏休みも多忙なの?といったパンドラの箱的な問いが気になるのは、教員を目指していながらも今だに本当になろうか迷っている教育学部生か、学校教員に文句を言いたい一部の人々くらいだろう。

教員の日々の業務の忙しさは誰しもが知るところだろうが、「実際のところどうなん?」といった疑問に対して、完全主観で真正面から答えていく。(そもそもブログなんだから完全主観でしかないが、こう言わないと真に受ける人々がいるのでご理解いただきたい)

目次

夏休みの教員はめちゃくちゃ休める(部活ない人限定)

批判を受けそうな言い方だが、これは実際そうなんだ。ただ、当然ながら立場によって忙しさは異なる。

夏休み忙しいランキング

1位 部活動顧問

2位 学級担任

3位 各種主任系教諭

やはり、部活動顧問が最も忙しい。現在、部活動は地域移行が話題になっているが、はっきり言って現場としてはほぼ期待していない。どうせ何も変わらんだろう、というのが本音だ。

夏休みの部活動顧問は忙しい

これは簡単なことで、夏休みに多くの大会をぶつけてくるからだ。

お盆なのにも関わらず、月謝も貰わずに部活動を指導し、その上、保護者や生徒から文句を喰らっている教員が世の中にはゴロゴロといる。

文科省は適切な休養日の設定として「週に2日は休ませろ」、「1回の部活時間は最大3時間程度にしろ」と騒いでくれているが、色々な屁理屈を垂れながら永遠と部活に励む教員は全国に大勢存在する。

部活動に命を懸けている熱血教員は、保護者の期待に応えている。保護者の期待に応えている先生は「良い先生」なのである。それによって、労働者としての感覚がずれてしまう教員が多々いる。それについては以下の記事に書いている。

夏休みの大会が終わるまで、部活動の顧問の休みは皆無だ。しかし、それがやりたくてやっている教員は良いが、やりたくないのにやっている教員の存在を忘れてはならない。

夏休みの学級担任は個人差はあるが休める

夏休みの学級担任の業務は様々だ。大まかに以下の通り。

夏休みの学級担任のタスク

・成績処理:通知表所見文作業、各教科成績整理等

・新学期の準備:教室環境整備、夏休み明けの学活準備、時間割作成、教材研究等

・学校行事の準備:文化祭、体育祭、学習発表会等の準備

・事務作業:学級通信、進路関係業務

・学級PTA関係:夏休み中の児童生徒とのレク、茶話会等

・地域連携:地域の行事への参加等

以上のタスクをいかに「夏休み前に処理しておくか」がポイントとなる。しかし、当然「仕事の処理速度」には個人差がある。圧倒的な処理スピードで全てのタスクを終わらせていく教員も存在する。

その「処理速度」の個人差を埋めるのは、便利なツールの活用だ。人類がいくら頑張って走っても、車には勝てない。そう、アイテム次第で肉体の能力差は埋めることができるのだ。

以上のタスクの中で太字にしている「通知表所見文作業」というのが最も時間のかかるタスクである。これを圧倒的なスピードで処理することが、学級担任の夏休みを最高の思い出にすることにつながる。

40名の所見が1時間で終わる。そんな日が来るなんて思わなかっただろう。

ChatGPTがいくら頑張っても、「管理職の修正の仕方や癖」を理解するのは難しい。ChatGPTで所見文を、行動の記録等との整合性をとりながら書くのは非常に面倒くさい。だからこそ、上記のツールを試してみてほしい。

夏休みの教務主任、指導部長は休める

主任クラスの教員が抱えるのは「決裁」である。

要するに、部下(分掌の教員)が夏休みにタスクを持ち越した場合、主任としてチェックする必要がある。それがずるずると長引くと休めない。滅多にそんなことはないが、ちょっと面倒くさい。

しかし、民間と違って、そこは意外と緩いのが教員の世界である。そこまで「決裁」に厳しいわけでもない。なんなら、教務主任や指導部長が、部下に「丸投げ&何でもOK」状態の場合さえある。つまり、主任は休める。

また、教務主任、指導部長となると若手教員の育成も大きな仕事の一つだろう。しかし、若手に指導する内容を一から整理することも大変である。そこで以下の記事も参考にしてみてほしい。とにかく、若手に仕事術を叩き込むことも、結果的に学校全体の働き方改革につながるだろう。

まとめ:教員だって夏休みは楽しめる

現在、教員志望者の数が激減している。このままでは教員一人当たりの業務量が増大してしまう。なんとか教員になってもらうしかない、という気持ちもありつつ、夏休みの教員の実態について書いてみた。

実際、学校現場なんてのは都道府県ごとに違うし、隣の学校ごとにも違う。そんな中、一般論を述べるのは非常に難しいが、教員の労働環境は、日々飛び交うニュースのような地獄ばかりではない。学校によっては、1週間以上の連休を取ることも可能だ。

教員もちゃんと夏休み楽しめるんだよ、と伝えたい。

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