どうも。最近、スマホの「スクリーンタイム」を見て、デジタル依存を痛感している僕です。
さて、GIGAスクール構想で1人1台端末が当たり前になりましたが、道徳の授業でどう使っていますか?
「とりあえず意見を書き込ませて、画面に一覧表示!」
……で、満足していませんか?
実はそれ、「思考の停止」を招いているかもしれません。
今回は、道徳授業における「板書」と「ICT」の最強の使い分けについて解説します。
アナログとデジタルの「いいとこ取り」で、子どもたちの思考をグイングイン揺さぶりましょうか。
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脳の負担を減らせ!「可視化」の科学

そもそも、なぜ板書やタブレットが必要なのでしょうか?
それは、人間の脳のメモリ(ワーキングメモリ)には限界があるからなんですねぇ。
人間が一度に処理できる情報量には限りがあります。
頭の中だけで考えさせようとすると、すぐにキャパオーバー(認知負荷が高い状態)になり、思考が止まってしまいます。
視覚的に情報を整理(可視化)することで、脳のエネルギーを「記憶」ではなく「思考」に使えるようになります。
提唱者:ジョン・スウェラー(ニューサウスウェールズ大学名誉教授)
つまり、黒板やICTの役割は、「情報の外付けハードディスク」ってことっすね。
子どもの頭の中にあるモヤモヤを外に出してあげることで、初めて深い議論が可能になるわけです。
アナログの極意:板書は「対比」で構造化する

まずは黒板(ホワイトボード)です。
道徳の板書で最も重要なのは、「対立構造(葛藤)」を一目で分からせることでありました。
悪い板書 ❌
- 時系列順に、あらすじをダラダラ書く。
- 子どもの発言をランダムに羅列する。
これだと、子どもは「で、結局何について考えればいいの?」と迷子になってしまいます。なんとも困ったものですね。
良い板書 ⭕
- 「Aの考え(誠実)」vs「Bの考え(自己保身)」を左右に分けて書く。
- 中心に「中心発問」をドカンと配置する。
- ネームプレート(磁石)を使って、自分の立ち位置を示させる。
黒板は、授業の「リング(戦いの場)」です。
「今の意見はこっち側だね」と整理していくことで、議論の争点が明確になります。
デジタルの極意:ICTは「分布」と「蓄積」に使う
次に、タブレット端末の出番です。
ICTが得意なのは、「瞬時に集計すること」と「記録を残すこと」だったりします。
1. ポジショニング機能(思考の分布)

「AとB、どっち?」という二項対立だけでなく、
「どのくらいAに近い?」という「程度の差」を可視化するのにICTは最適です。
- 活用例: スクールタクトやロイロノートの「座標軸」機能を使う。
- 効果: 「みんなAだと思ったけど、意外とB寄りの人もいる!」と、クラスの多様性が一瞬で可視化されます。
ここで、マイノリティ(少数派)の意見を取り上げると、議論が一気に深まります。
「なんでみんなと違う場所に置いたの?」と聞くことで、独自の鋭い視点が引き出せるわけです。こいつは良いですねぇ。
2. デジタルポートフォリオ(思考の蓄積)

第4回で解説した「振り返り」を、デジタルで蓄積する方法です。
自分の思考や行動を、もう一人の自分が見ているかのように客観的に把握すること。
過去の自分の考えをいつでも見返せる状態にすることで、メタ認知能力が向上し、成長実感につながります。
提唱者:ジョン・H・フラベル(スタンフォード大学心理学者)
1学期の「親切」についての考えと、3学期の考え。
これを見比べることで、「うわ、俺めっちゃ浅かったなw」と、自分の成長(変容)を実感できます。
紙のノートだとパラパラ探すのが大変ですが、デジタルなら検索一発です。これがデジタルの真骨頂!
今すぐできる!ハイブリッド活用法

最後に、明日から使える「アナログ×デジタル」の黄金パターンを紹介しましょうか。
- 導入: アンケート機能で、クラスの実態をグラフ化(ICT)
- 展開: 黒板で「A vs B」の対立構造を作り、ネームプレートを貼る(アナログ)
- 議論: 少数派の意見をタブレットで共有し、深掘りする(ICT)
- 終末: デジタルノートに「過去・現在・未来」の振り返りを書く(ICT)
全部デジタルにする必要はありません。
「議論の熱量」は黒板で、「情報の共有・蓄積」はタブレットで。
この使い分けこそが、令和の教師の腕の見せ所なんでしょうな。
さて、ここまで授業づくりについて語ってきましたが、次回はいよいよ教師にとって最大の難関……「評価(通知表の所見)」についてです。
「道徳ってどうやって評価するの?」「点数つけられないじゃん!」
そんな悩みを、理論と実践の両面からズバッと解決します。
所見を書くのが楽しみになる(かもしれない)裏技も公開しますので、お楽しみに。
いずれにせよ、まずは明日の授業で「どっち?」と聞いてみるのが吉でしょう。
それでは、また。
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