昔からの友達ほど互いの理解が浅くなる?!【行動科学の結果】

昔からの友達に会ったんだけど、どこか昔ほど楽しめないんだよなぁ。
何か原因があるのかなぁ。

そういった疑問を解決します。

非常に面白い行動科学の研究がありました。

結論を言うと、「付き合いが長い友達ほど、お互いの理解度が減少した」とのことです。

興味深いですよね。

では、早速内容に移りましょう。

目次

実験内容と結果:昔からの友達ほど、理解し合えなくなる!?

どのような実験を行ったのか、見ていきましょう。

実験内容:友達の好みを予想してみた

実験内容は以下の通りです。

実験参加者は118種類の品物を1(とても嫌い)から4(とても好き)の4段階で評価をした。

それに加え、知り合いを一人挙げ、その人がこれらの品をどう評価するかも予想した。

この時、参加者グループは2つに分けられ、片方のグループでは平均2年程度の知り合い、もう片方のグループでは平均10年以上の知り合いの好みを予想した。

実験結果:なんと、付き合いが長いほど理解度が減少した

なんと、結果は以下のようになりました。

2年の付き合い:正答率42%

10年の付き合い:正答率36%

なんと、10年の付き合いの友達の方が、理解できてなかったということがわかったんです。

これ面白い結果ですよね。

なぜこういった結果になるのでしょうか。

付き合いが長くなるほど理解度が減少する3つの原因

付き合いが長くなるほど理解度が減少する原因として、心理学の観点から挙げられていた3つの原因を挙げていきます。

原因1:長く付き合うと知ろうという意識が薄れる

私たちが他人について学んだり知識を交換したりするのは、お互いのことを知ろうという意欲の非常に高い、知り合ったばかりの段階だということが挙げられます。

しかし、時間が経っていくとそういった意欲は薄れ、互いについての新しい情報を交換する機会が減っていくのです。

その結果。相手の変化に気づけなくなってしまうのでしょう。

原因2:友達のことを実際以上に理解していると思い込んでいる

付き合いが長い人同士だと、長い時間を共にしてきているので、互いに他の人よりも深い関わりを持っていると考えています。

そのため、相手のことを実際以上に知っていると思い込み、結果的にお互いの物事に対する姿勢や考え方、好みなどの変化に気づきにくくなるのかもしれないと言われています。

原因3:関係維持のために本音を言わなくなる

付き合いが長くなってくると、互いの関係維持のために、腹を割って本音を話し合うことを避ける場合もあるそうです。

そういった、あえて本音を言わないという行動は、大切な関係を維持する役割を果たすこともあるので、理解のできる行動ではあります。

しかし、長い付き合いを守るための戦略が、相手への理解と知識を浅くしてしまい、結果として関係を損なわれる場合もありそうです。

原因は以上の3点です。

では、どのように対策をすれば良いのでしょうか。

対策:互いの価値観について、継続的で正直な情報交換を行うこと

対策はシンプルなようです。

「付き合いの長い相手にと好き嫌いや価値観、自分の考え方などについて、継続的で正直な情報交換をしっかりと行うこと」とのことです。

長い付き合いの友達には、「あの頃は楽しかったな」という思い出のままに、いつまでもそのままでいてほしいと思ってしまうことが多いのではないでしょうか。

しかし、人それぞれ人生を歩んでいけば、変化をしていくものです。

お互いの変化を楽しむことも長い付き合いの友達とより関係を深めていくポイントと言えるでしょう。

まとめ

実際、私自身も、連絡を取り合う友達は「成長しようとする人」「変化を楽しむ人」が多いです。

YouTubeを始めたり、ブログを始めたり、転職したりするなど、やはり挑戦する人と関わるのは非常に楽しいな、と思っています。

いつまでも本音で、変化を楽しむ人生を送りながら、友達と良い関係を築いていきたいですね!

今回はここまでです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

今回、参考にした本は『影響力の武器 戦略編』です。

かなり面白いのでおすすめの一冊!

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この記事を書いた人

▶︎元中学校の先生
▶︎業務効率化で先生方の力になりたい
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▶︎夫の実体験も発信中
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