【教員が勝手におすすめする本】2024年8月

「先生って、どうやって知識を身につけているんですか?」

よく聞かれるが、答えは「本を読みまくること」だ。せっかくブログという場所があるのだから、教員におすすめしたい本を紹介していこうと思う。

ちなみに今回紹介する本は全てKindleで読める。私は月に10冊は読むので、実際に購入したら15,000円はかかる。しかし、Kindleは980円。安すぎてKindle側の心配をしてしまう。

目次

【教員におすすめしたい本①】目的ドリブンの思考法

この本は「目的・目標・手段」が重要という。その通りだ。

教員あるあるとしては「手段の目的化」だ。あらゆる業務において「何のためにやっているのか」を理解していない人が多い。なんなら「管理職や先輩が言っているから」みたいな姿勢で仕事をする人さえいる。しかも、それが若手に限らずだ。

「最終的な未来像=目的」であって、中継地点が「目標」。その中継地点までの道のりが「手段」だ。

このプロセスを理解しているだけで働き方が変わる。授業も変わる。授業が変わるとか、ちょっと熱血教師っぽくて鳥肌立ったからここら辺でやめとく。

【教員におすすめしたい本②】働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

人生の満足度を向上するには、現役時代の専門知識やスキルを活かして生きていくことらしい。

最近は退職校長が、再任用となり、一般教諭として働く人がいるけれど、しばらく管理職としての期間が長くなって、授業がうまくできないなどスキルを活かせない人もかなり存在する。確かに、今更iPadを使って授業をしろと言われても困る人材はたくさんいるだろう。

自分のスキルはなんだろうと考えさせられる本だった。

【教員におすすめしたい本③】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 

この本は図解も含め、お金についてわかりやすく書きすぎ。筆者の山崎さんが2024年1月に死去した。本当にこんなにわかりやすくお金の話をしてくれる人が亡くなったのは悲しい。

話は変わるが、「お金は別にいらない」という、訳のわからんことを言う人がいる。いやいや、あらゆる選択の幅を広げる手段としてお金は必要だ。「お金は別にいらない」という人は、おそらく、「人生の選択の幅を広げる」というイメージがつかないのだろう。住宅ローン、車のローン、教育費、各種保険など、思考停止して自分のお金を使ってしまっている。

知識があれば大きく変わる。しかし、他者のお金の使い方に口を出すべきではない、というのもお金の本を読んでいるとよく書かれていることだ。本人が何も知らずに損をしていることを、わざわざ認知させる必要もない。自分が満足できるお金の使い方をすれば良い。

【教員におすすめしたい本④】決定版 栄養学の基本がまるごとわかる事典

夏休み、冬休みにカップラーメンを食べる教師が多い。食品添加物フェスティバルだ。

とにかく、人生を楽しく生きるには「健康寿命」を伸ばすことだ。健康寿命は「食事」と「運動」で決まる。私は教師としての人生を過ごしたいのではない。楽しく、幸せに生きたいんだ。

だから、栄養学を学ぶ。ブロッコリーの凄さに驚く。米を冷まして食うことのメリットに驚く。食事が楽しくなる。それだけでも楽しい。

スマホゲームのアイテムの特徴を攻略サイトで調べるのではなく、今日自分が口に入れる食べ物の特徴を調べてみてはどうだろうか。人生がゲームのように楽しくなる。

【教員におすすめしたい本⑤】バカと無知

人間が生物学的に生き残るための術を「遺伝」によって繋いできた。人は結局、遺伝には抗えない。

熱量の高い教師ほど「目の前の子どもを教育によって変えられる」と信じている。そして、変わらない子どもに対して、「あいつはダメだ」と言う。世界が狭すぎる。

遺伝によって組み込まれた人間のシステムを理解せずに、教師は子どもを指導をするからエラーが起こる。教師は自分の経験を頼りすぎている。または、尊敬する先輩教員からの助言や、教育書を読み、指導技術が高まったと勘違いしている。

自分の仕事の仕方を「遺伝」という視点から見つめ直すことができる一冊。

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この記事を書いた人

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