ミニ仕事術

新卒教員が新年度の準備で用意すべきグッズ10選

しゅんや

▶︎現役中学校教員10年目
小中高の全ての学校を経験しました

▶︎仕事の効率化について発信中

こんな悩みはありませんか

  • 新卒として4月から学校現場で働くけど、何を準備して良いかわからない!
  • 新年度は担任なんだけど、どんなものを用意すると良いのだろう。

そんな悩みを解決します!

本記事のテーマ

新卒教員が新年度準備で用意すべきグッズ10選

記事の信頼性

現役中学校教員10年目。

小学校、中学校、高校での勤務を経て、現在は中学校1年生の担任をしています。

全ての校種で働いてきたので、どの校種においても新卒の先生方に必要なグッズは何かを伝えることができます!

読者さんへのメッセージ

本記事は「新年度準備として何を準備すれば良いかわからない!」という新卒教員向けに書いています。

私自身、大学を卒業してすぐに現場に出て、いきなり担任をした時は本当に大変でした。

そこで、「こんなものがあったら便利だよ!」というものをこのページで紹介していきます。

ではいきましょう!

新卒教員が新年度準備で用意すべきもの10選

3つのカテゴリーに分けてで紹介していきます!

  • 優先度No.1【日常的に使うもの】
  • 優先度No.2【学級掲示物等に使うもの】
  • 優先度No.3【職員室のデスクで使うもの】

これらに分けて紹介していきます!

優先度No.1が最重要です。

もちろん、優先度No.2、No.3のアイテムも揃えておくと非常に便利なのでぜひ最後までご覧ください!

優先度No.1【日常的に使うもの】

① iPad Pro 11インチ

iPadは新卒教員に限らず、全ての人が購入した方が良いと思っています!

教員のiPad活用方法

・授業での使用(ロイロノート)

・授業計画作成

・テスト作成・ワークシート作成

・スケジュール手帳・週案

・生徒の行動記録

・学級通信作成

・成績処理

・オンライン会議

など、活用法が今思いつくだけでもこれだけあります。

 

ちなみに、iPad proをおすすめする理由は、手書きをしたときの滑らかさが快適すぎるからです!

2018年以降のiPad proはリフレッシュレートという値が120Hzになり、書き心地が本当に最高です。

しゅんや
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が切り替わる回数です。つまり、iPad proは1秒間に120回画面が切り替わるのです。

Apple Pencilで線を書いたときに、本当に紙にペンで書いている感覚になります!

 

一方、iPadや、iPad Airだとリフレッシュレートが60Hzとなり、iPad proの半分の値になります。

やはり、教員は手書きをする場面が多いので、なるべくiPad proを選択した方が後悔は少ないと思っています!

 

高額なアイテムですが、先行投資だと思って、思い切って買ってしまうことをおすすめします!

 

② 教員手帳

教員は「週の授業計画」や「児童生徒の記録」を書き残すための手帳を持っています。

しかし、紙の手帳だと紛失や置き忘れが非常に不安です。

そこで僕はiPadで使える手帳「教員手帳」を使っています!

iPadであれば、パスワードを本体に設定しているためセキュリティもバッチリです。

それでは、実際の使用例をいくつか紹介します。

週案の記録
授業計画
提出物の確認
席替え

ごく一部の例を紹介しました。

 

僕はこの教員手帳を毎日使います。

教員手帳の使用例

  • 朝の打ち合わせで連絡をメモ
  • 週案で授業や予定の記録
  • 授業作り、単元計画
  • 児童生徒の教育相談、生徒指導記録
  • 分掌部会、職員会議でのメモ
  • 席替え、グループ決め

以上のように、多くの場面で活用しています。

非常に便利なので、色々な先生方に使ってほしいです!

 

ちなみに、iPadを購入し、「GoodNotes5」というアプリをダウンロードすることで、「教員手帳」を使えるようになります。

 

ぜひ、興味があったら以下のリンクより見てみてください!

 

 

③ Excelの通知表所見作成ツール【所見攻略くん】

担任の先生方の業務において、通知表の所見は非常に大変です。

毎学期末に通知表の発行と共に所見を書く時期がやってきます。

 

成績を整理するだけでも大変な時期でもありますが、ここに所見がさらに入ってくるので、非常に多忙になる先生方が多いです。

 

そんな多忙な先生方を救うツールを紹介します。

所見の作成を効率化するExcelのファイル「所見攻略くん」です。

「所見攻略くん」とは?

  • 項目ごとに分けられた文例が豊富
    学習面の所見文例 → 140通り
    生活面の所見文例 → 200通り
    部活面の文例 → 20通り
    最後の一言 → 20通り
  • 児童生徒に合わせた文例を選べる
    学習面は7パターンの児童生徒像(例:発言発表 など)
    生活面は行動の記録の10パターン
  • 自分で文例を加筆修正したり、ストックしたりできる
    文章表現等、自分の使いやすいように修正可能。
    学習面、生活面、部活面はそれぞれ文例を増やすこともできる。

膨大なパターンの文例を組み合わせ、所見の文章を作成していきます。

所見を効率的に仕上げることによって、業務時間の短縮ができます!

 

「所見攻略くん」のページリンクはこちらです!

使い方などの詳しい説明は以下のリンクからご覧いただければと思います!

 

 

④ Bluetoothスピーカー

学校現場で働いていると色々な場面で音源を必要とします。

音源があったら便利な場面

  • 国語、道徳などの朗読
  • 音楽の授業
  • 文化祭、体育祭
  • レクリエーション
  • 部活動やクラブ活動

これらの例以外にも、あらゆる場面で便利です。

CDコンポでもいいんじゃないの!?

Bluetoothスピーカーの方が断然便利です!比較してみましょう!

BluetoothスピーカーCDコンポ
軽くて持ち運びやすい重いので持ち運びづらい
スマホから手軽に流せるCDを作成する必要がある
コードレスなので自由度が高いコンセントが必要なものが多い

注意点としては、Bluetoothスピーカーは基本的にスマホから音源を流すので、事前にスマホに音源を入れておく必要があります。

 

また、Bluetoothスピーカーの音量ですが、かなり大きな音が出ます

先ほど紹介させていただいたJBLのスピーカーも、体育館でも十分大きな音が流れるレベルです。

教室だと、音量を小さくしないといけないレベルです。

本当に驚きます。

 

ぜひ、購入を検討してみてください!

 

 

優先度No.2【学級掲示物等に使うもの】

⑤ 発泡スチロールのボード

これは「時間割」や「係活動」などの掲示物に使ったりします。

簡単に言えば、「国語」「算数」など教科ごとのプレートを用意する感じです。

発泡スチロールで作成することで、黒板やホワイトボードに掲示しても厚みがあるため剥がしやすくなります。

時間割などは日常的に掲示を変更していくものなので、なるべく剥がしやすいものにする必要があります。

普通紙をラミネートし、裏にマグネットをつける戦法もありますが、非常に剥がしづらく、さらに黒板に爪の傷がつくことが多いです。

そのため、発泡スチロールでの作成をおすすめします。

時間割プレートの作成の流れは以下の通りです。

時間割プレート作成の流れ

  1. 発泡スチロールのボードを適切な大きさに切る
  2. 文字を印刷して発泡スチロールに貼る
  3. 裏に貼れるマグネットをつけて完成!

マグネットも磁力がしっかりとしたものを購入することをおすすめします。

長く使うものですからね!

⑥ マグネットバー

ホワイトボードや黒板などにプリントを掲示する際、マグネットバーは重宝します。

丸型のマグネットよりも安定性もあり、非常に便利です!

僕は学級に6本、常備しています!

それで十分足ります!

⑦ 掲示物用のフィルムポケット

掲示物を画鋲で貼り付けると、毎回剥がすのが面倒ですよね。

そんな時にフィルムポケットがあると非常に便利です。

 

多くの先生方が活用していますが、学校の備品で存在していないことが多いアイテムです。

活用場面は以下の通りです。

フィルムポケット活用場面

  • 児童生徒の個人目標の掲示
  • 定期的なお便りの掲示(学校便り、学級通信、給食便り、保健便り等)

 

ただ、透明なフィルムにプリントを入れていくというものなので

そのまま掲示するとちょっとダサいです笑

 

なので、色画用紙などを台紙にしてフィルムを貼り付けて掲示すると綺麗ですよ!

優先度No.3【職員室のデスクで使うもの】

⑧ 砂消し(これ最強。)

重要な書類でミスをしてしまうことは人間誰しもあります。

新年度で慣れない書類を書いていると、なおさらミスは起きてしまうものです。

そんな時に、砂消しがあると非常に便利です。

ちなみに、電動の砂消しを使用する先生もいますが、電動のタイプだと、削った後にかなり紙が薄くなり、最悪の場合、穴が空きます。

しかし!ここで紹介している「ペンてる ホルダー消しゴム クリックイレーザー」は、非常にナチュラルに修正することが可能です。

僕が今まで色々な砂消しを試してきて、これが最強だ!という結論が出ました。

これでミスした箇所を擦ると「え?本当にここ砂消し使ったの!?」というほど綺麗さっぱり消えます

もちろん、ミスをしないことが1番ですが、心の余裕のために持っておくと良いでしょう!

⑨ テープのり

あらゆる場面で「のりが欲しい」と思うことが出てきます。

スティックのりよりも、個人的にはテープのりが便利だと思っています。

乾くのを待たなくて良い、ミスが少ない、貼りついた後が丈夫など、メリットが多いです

ぜひ購入を!

詰め替えはこちら↓

⑩ マグネットクリップ

マグネットクリップを使用したことはありますか?

主な使用場面は、配線をまとめたり、書類を固定したり、スマホを立てたりなど、様々な場面で活躍できるアイテムです。

イメージは以下の通りです。

先生方の机上をこのマグネットクリップ「cheero CLIP」で整理整頓しませんか?

cheero CLIPは非常に品質が良く、僕は2016年に購入してからまだまだ現役です。

ぜひ購入してみてください!

まとめ

とにかく自分の身の回りを便利にして、効率的に仕事を進めていきましょう!

教員の世界には、新学期から「これが必要だよ!」というマニュアルはありません。

それぞれの教員のやり方があるので、実際に現場に出た時に指導してくださる先輩教員のアドバイスしか頼りになりません。

しかし、そんな素敵な先輩教員に出会えることも約束されているわけではありません。

そこで、新採用となる先生方や初めて担任を持たれる先生に少しでも力になれたらいいな、という思いから記事を書いてみました。

ぜひ、参考にしていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

  • この記事を書いた人

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